2012年5月31日木曜日

オランダのPathfinder Society(あるいはさまよえるオランダ人の一員になること)

2012/05/29

 Illustration by Christopher Burdett
先月、我々はクロアチア、ボスニア、スロヴェニアと、Venture-CaptainのZrinka Znidarcicがその地域におけるPathfinder Societyを発展させるために行なっている努力に焦点を当てた。今回は注目する場所を北西、オランダの地域に目を向けるとしよう。Venture-CaptainであるAuke Teeningaから送られてきたオランダのPathfinder Societyの報告を、読者の皆様にお届けする。

オランダは北西ヨーロッパに位置する小さな国だ。北と西では北海、南ではベルギー、西ではドイツと接しており、イギリスと領海を共有している。この国の首都はアムステルダムで、国会議事堂はハーグにある。全体を指してオランダはホラントと呼ばれることも多いが、北部ホラントと南部ホラントは、実際には12個ある県のたった2つ分である。オランダは地理的には低地にある国であり、国土の25%と人口の21%が海水位より下に存在し、その名前は文字通り「低い国」を意味している。
1602年、オランダ東インド会社が設立された。この勅許会社は世界で最初の多国籍企業であると見なされることが多く、また初めて株式を発行した会社でもある。その商用艦隊は世界の覇権に挑戦し、その会社はオランダを成功に導くことになり、繁栄の「最盛期」と呼ばれる時代を謳歌した。レンブラント・ファン・レイン、フランス・ハルス、ヨハネス・フェルメールはその作品を作り上げた。クリスティアーン・ホイヘンスとアントニ・ファン・レーウェンフックは科学飲めんで驚くべき発見を成し遂げた。アムステルダム、ライデン、ユトレヒト、デルフトといった都市は発展を始め、その独特の運河はインフラストラクチャーと防衛力の双方を提供した。
今日では、それらと同じ都市が依然として探検の拠点として使用されている。毎月何度か、古代の遺跡の探索や芸術品およびアーティファクトの収集、そしてアブサロムのグランド・ロッジに持ち帰る知識を収集するために、Pathfinder Societyの探検者チームがごらリオンへと送り出されているのだ。
私は2008年のGenCon UKでPathfinder Societyをプレイし始めた。そしてイギリスの様々なコンベンションでこれらを遊び続けている。私はこの楽しさを共有したい(あとイギリスへの飛行機代を削減したい)と考えていた。だから私は2010年にオランダで定期ゲームの運営を開始した。オランダのPathfinder Societyはその後ずっと成長を続け、現在2ダース以上の活動的なプレイヤーを得ており、そのうち半分はGMを定期的に行なっている。私は2013年までの大きな計画を抱いている。PaizoCon UKのような複数日複数卓のPathfinder Societyオンリー・コンベンションの運営や、Pathfinderの経験を共有したり参加するためにヨーロッパを股にかけたプレイヤーを得ることだ。これは同時に、我々の拠点を発展する助けとなるだろう。
Pathfinder Societyゲームを運営したいと思うお店はオランダには少ししかないので、ほとんどのゲームは個人宅で行われている。このゲームはしかし、誰にでも開かれている(我々が返事する限り)し、今のところ誰も拒絶されたことはない!
オランダではほんの少しロールプレイングゲームのコンベンションがあり、それらのコンベンションにおけるPathfinder Societyの存在感はゆっくりと確実に増加している。それらのコンベンションはどのようなものかというと…
Ei-Con、レイデン
 V-Con、フレウテン
 K-Con、デルフト
 Meetup、ユトレヒトおよびアムステルダム
もしオランダに住んでいてPathfinder Society Organized Playに挑戦することに興味があるなら、より細かい情報を知らせるために、Google GroupsにあるPathfinder Socioety NLフォーラムに参加するか、dutchpathfinder@gmail.comにメールを送ってほしい。Pathfinder Societyイベントを運営することに興味があるコンベンション企画者やゲームショップのオーナーがいれば、是非pathfinderbenelux@gmail.comまでメールを送ってほしい。
君が他の国にいてVenture-Captainはいないものの、Aukeが上述したものよりもうまくやることができると考えているのなら、どうかいくつかの写真とともに、君の地域のPathfinder Societyについて一筆したためて私に送ってほしい。どうか面倒くさがらずに。

Mike Brock
 Pathfinder Society Campaign Coordinator

Pathfinder Society in the Netherlands (or Join the Crew of the Flying Dutchman)
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldh5?Pathfinder-Society-in-the-Netherlands
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オランダ!

いやーまさかPaizo blogでオランダの歴史について勉強するとは思いませんでした

家でやってます! そして特に参加者拒まずだぜ!
という熱い魂にくすぐられるところはありますね
# たぶん国民性みたいなところも影響しているんだろうなぁ

オンリーコンベンションは確かにやりたいよなぁ
Pathfinder Societyじゃなくてもいいからやってみたいですねぇ

2012年5月26日土曜日

Pathfinder Battles Preview:巨悪(その2)

2012/05/25 金曜日

今我々は3連休の週末という危機を迎えている(訳注:アメリカでは5月の最終週月曜日に戦没将兵追悼記念日という休日がある)。それであまりに興奮していたものだから、今日のPathfinder Battles Previewの記事のことも完全に忘れてしまっていた! だからさっさと本題に入ることにして、塗装済みミニチュアPathfinder BattleのRise of the Runelordsセットから、2体の巨悪を紹介することにしよう!

これらのキャラクターはいずれも"ルーンロードの復活"アドベンチャー・パスの第五巻、Stephen S.Greer著「救世主の罪 / Sins of the Saviors」からとられている。先週私はこのエピック級アドベンチャーから一般の悪人を紹介した。今週はこのキャンペーンの最終ステージを完璧にくみ上げる、この重要な敵をご覧に入れるとしよう。


最初に紹介するのはこの冒険で最初に登場する大悪党、"スクリブラー / The Scribbler"(訳注:三文文士の意)。邪悪なる女神ラマーシュトゥのもっとも強力な定命の従者の一人である"スクリブラー"は"ルーンロードの復活"の英雄達の拠点のすぐ近くに住んでいる。そしてプレイヤー・キャラクターの忌むべき敵となるのだ。汚らわしい剣とその顔を半分覆う仮面を身につけた"スクリブラー"は、必要であればあなたのキャンペーンにおける強盗のリーダーや各種固有の悪役としても容易に流用できるだろう。彼はレアのレアリティに配置されている。

先週の紹介記事に登場した"憤怒の戦士(ウォリアー・オヴ・ラス) / Warrior of Wrath"を覚えているだろうか? そう、あの汚らわしい淑女達には指導者が必要だ。そして善い(あー、そう、このgoodは善属性って意味じゃなくてさ)"ハイレディ・アスロクシス / Highlady Athroxis"はこのラインナップでうまく彼らをまとめてくれる。高レベルのエルドリッチ・ナイトである憤怒の穴の"ハイレディ"は、その+3アダマンティン製フレイミング・ランサーを持ってPCたちへの報復の思いをぶちまけようとしている。この炎効果をうまく見せられるように、大部分を透明なプラスチックで造形されている。当然、この輝く透明プラスチックを持つ超ハイレベルな敵は、レアのレアリティに収まっている。

さて、今週もなんとか日の当たるところに出せたというわけだ。明かすことのできるミニチュアはあとわずかしかないが、「寒気のする」ミニチュアが含まれている。こいつを見て熱い夏の日を涼しく過ごそうなんて期待している人はいないけどね!

Erik Mona
 Publisher
Pathfinder Battles Preview: Big Bads (Volume 2)
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldh4?Pathfinder-Battles-Preview-Big-Bads
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ということでボス系フィギュア2体紹介。
翻訳すればするほどシナリオの大枠がわかる恐怖と戦う私
まあGMやるでしょうしいいんですけどね^^;

前回の記事で六つの大罪に関連したダンジョンがあることはわかっていたわけで、そのボスも登場。
憤怒のダンジョン、女性ばっかりなんかな

スクリブラーは直訳すると三文文士なんだけど、どういう糸があってそんな名前に? 興味は尽きません。PCの近くにずっと住んでいるっていう辺りも、なんかありそうな感じですね


アニバーサリー・エディションもついに発売まで後3ヶ月くらいなので、興奮を抑えながらとりあえず明日のGMの準備でもやることにします^^

Advanced Race Guideのイラスト紹介

2012/05/24 木曜日

Advanced Race Guideから別のイラスト紹介をする時間だ。来月にはみんなの最寄りのお店に並ぶよ!

ワヤン / wayangとイフリートがどれだけ驚かせることができるかは我々の中で見解が一致してると思うけど、本書全体は大きな目をしたグリプリーによって完成すると私は思っている。普通はこのブログで扇情的なことを言わないように努めているのだけど、この勇敢な両生類アーチャーの可愛らしい努力に触発されない奴は、ちょっと心が死んでるんじゃないのって言うことについては、何らためらいを抱かないね。
Illustrations by J. P. Targete, Jorge Fares, Ben Wootten

James Sutter
 Senior Editor
Advanced Race Guide Art Preview
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldgz?Advanced-Race-Guide-Art-Preview
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謎のクリーチャーがまた来た…

ワヤンの元ネタはインドネシアの影絵芝居だそうで、ということはやっぱり影に関係した能力を持つのかしら。掲載されているワヤンをどう見ても、特別なクラスに属していると思えないんで、続報が待たれるところ。

しかしワヤンの服、脇からいろいろ見えそうだな…おっさん気をつけて!

イフリート、初め見たときはドラウの種族アーキタイプかと思った^^;

炎の鞭を持ち髪が燃えているなんて、どんなクラスに適正があるのか興味深いですねぇ。
モンクとかになって[火]ダメージ乗せたりするんかな?

そしてグリプリーですよ先生
いや私は両生類アーチャーを見ても特に触発されない^^;;
しかし感情がない顔を見ているとどこかユーモラスというか…ほっそりとしていて可愛いかも? かも…?

今回翻訳がすぐに終わったので、Store Blogも眺めてたんですが、Buff Deck ってのが熱いですね



「修正値は二度と忘れない!」が売り文句^^;

修正値が掲載されたカードには、ルールが掲載されたルールブックの種類とページも掲載

ゴブリンが可愛かったCondition Cardsよりも、こちらは実用的な趣ですが、そこがデータ整理が好きな私の心を射止めました

まあ替えが効かないし、状態異常と違って種類が増えていく一方ということもありますが、これを参考にカードを作るのも面白いかも

とまあ今日は雑談と変なカード紹介こみこみでした^^

2012年5月23日水曜日

Advanced Race Guide Preview:夢と悪夢の

2012/05/22 火曜日

 それぞれの子供は時々ハグのような母から呪いをかけられるのかもしれないが、チェンジリングはこのような主張を正当化されている。全てのチェンジリングは定命の養父母の前に降り立った、定命の世界におけるハグの連絡役という呪われた分派である。彼らはどこかしらその出自に影響を受けている。出自に抵抗するものもいるが、多くのものはこの事実を受け入れ、自らの目的や無辜なるものを守るために受け継いだ力を使用する。

ウィッチ・クラスの力はその能力と種族の主題を補完するものなので、多くのチェンジリングがこのクラスに惹かれるのは驚くことではない。今週の紹介記事では、Advanced Race Guideの3章に記載されたアーキタイプをご覧に入れることで、この章で初めて紹介される種族を紹介することにしよう。そのアーキタイプとは、夢と悪夢から力を引き出すウィッチ、夢の織り手 / Dreamweaverである。


夢の織り手(ウィッチ)Dreamweaver
 Illustration by Rayph Beisner
チェンジリングの夢の織り手は夢の領域を行き来する方法として、自らのハグとしての出自を利用する。それは善意によるものであれ悪意によるものであれ、定命のものの精神や魂に触れるために使用される。夢の織り手のウィッチは以下のクラス特徴を持つ。

クラス技能:夢の織り手は〈真意看破〉を自身のクラス技能に加え、〈治療〉を自身のクラス技能から取り除く。守護者:夢の織り手の守護者は普通、前兆もしくは星である(Ultimate Magic 83)。

呪文:夢の織り手は守護者呪文を以下のものと置き換える。2レベル――ソウ・ソウツ(後述)、4レベル――ダスト・オヴ・トワイライト(Advanced Player's Guide)、6レベル――ディープ・スランバー、8レベル――モディファイ・メモリー、10レベル――ドリーム、12レベル――クローク・オヴ・ドリームズ(Advanced Player's Guide)、14レベル――イセリアル・ジョーント、16レベル――モーメント・オヴ・プレシェンス、18レベル――アストラル・プロジェクション

夢の糸巻き(超常)/ Dream Spinner:2レベルにおいて、夢の織り手がまどろみの呪術や自身が発動した呪文によって眠っている目標に対して[精神作用]呪文を使用した際、[精神作用]呪文のDCに+1を加える。目標がこの呪文のセーヴィング・スローに成功した場合、目標は目覚めることはなく、呪文を抵抗したことを一切記憶していない。適切な場合、夢の織り手は目標の潜在意識へ、[精神作用]呪文の要素を組み合わせてもよい(例えば、ソウ・ソウツサジェスチョンなど)。目標は、この呪文の効果が夢に由来するものだと信じることになる(これらの要素がその夢の中でどのように適合されたかの詳細は、GMに委ねられる)。この能力は2レベルで得られるウィッチの呪術と置き換える。

夢盗み(超常)/ Dream Thief:6レベルにおいて、夢の織り手はまどろみの呪術や自身が発動した呪文によって眠っているクリーチャーの眠っている精神を様変わりさせることができる。ウィッチは目標の記憶1つをモディファイ・メモリーが使用されたかのように変更することができる。その代わりに、ウィッチは自らを目標の夢の記憶に潜り込ませることもできる。これにより目標の精神にウィッチによる特別な情報を送ることができる。眠っているものの潜在意識は抵抗することもできるし、ウィッチを文脈に合わない記憶によってだまそうとすることもできる。これはスピーク・ウィズ・デッドによって質問された死体が抵抗する方法と似た方法で行う。意志セーヴはいずれの効果も無効化する(DCはウィッチの呪術のものと等しい)。セーヴが成功したかどうかにかかわらず、1日の間再びこの呪術の目標となることはない。この能力は6レベルで得られるウィッチの呪術と置き換える。

夢の所有(超常)/ Dream Possession:10レベルにおいて、夢の織り手ははまどろみの呪術や自身が発動した呪文によって眠っているクリーチャーを制御下に置くことができる。この効果はマジック・ジャーとして機能し、ウィッチの使い魔が魂の入れ物として機能する。意志セーヴに成功すればこの効果を免れる(DCはウィッチの呪術のものと等しい)。セーヴが成功したかどうかにかかわらず、1日の間再びこの呪術の目標となることはない。この能力は10レベルで得られるウィッチの呪術と置き換える。

呪術:以下に示す呪術は夢の織り手アーキタイプを補完する。まどろみ、魅了(Advanced Player's Guide);凶兆の獣(Ultimate Magic)。

上級呪術:以下に示す上級呪術は夢の織り手アーキタイプを補完する。悪夢、幻視(Advanced Player's Guide)。

大いなる呪術:以下に示す大いなる呪術は夢の織り手アーキタイプを補完する。永遠のまどろみ(Advanced Player's Guide);恐ろしい予言(Ultimate Magic)。

Advanced Race Guideの他の紹介をするから、来週もまた見に来て欲しい。

Stephen Radney-MacFarland
 Designer
Advanced Race Guide Preview: Of Dreams and Nightmares
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldgt?Advanced-Race-Guide-Preview-Of-Dreams-and
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チェンジリングキター!?
いや俺の知ってるチェンジリングじゃないぞ?
チェンジリングの独特の風貌と性格は好きだったので、復活して何よりです

夢の織り手アーキタイプは、能力発動の前提条件がかなり厳しいんですが^^;
いちいちなんかの能力で眠らせてからじゃないと使えない…いやこれはNPC用の能力か!
砦のお偉いさんの精神を乗っ取って内側から砦を奪い取る敵…これはいけるで!

大会議への紹介

2012/05/21 月曜日


 Pathfinder Societyではいつも面白い出来事が起こっている。例えば、このゴラリオン中のパスファインダー達に送られたこのメッセージを見てみよう…


 パスファインダーよ、

アマラ・リー――ランターン・ロッジの指導者
 君が仕事をしているかどうかに関わらず、このメッセージが届く時にあなたが健やかであるよう願っています。 
 今年は勝利にも等しい多くの苦難に耐え忍んでいます。我々が"紅玉不死鳥杯 / Ruby Phoenix Tournament"で獲得したものは報いられずに終わるというわけではなかったのですが、それでも尚、あなたのようなエージェントは我々の利益の結果として危険な旅に出ています。このような作戦が終わりに向かうように、新年をPathfinder Societyに直面する新しい機会や挑戦だと、我々は捉えています。 
 グァリル・カレラ――スクザルニ・派閥リーダー
 現在準備中ですが、我々は最も価値あるエージェントであるあなたを、今年の"大会議 / Grand Convocation"に招待します。アブサロムのグランド・ロッジの地下で行われる際、あなたは我々の今年の集会で起こった全てを知らねばなりません。こここそがエージェントが自らがなした偉業の話を交換する場所です。そして彼らが力や知識、狡猾さによる業績に参加したり、冒険的試みを始めたり特別な作戦に参加することもあります。 
 "大会議"は公に知れ渡っているわけではありませんが、アブサロムでの最近の進捗状況が通知されることも願っています。尊敬されているブラクロス家の一員であるミシェリア・ブラクロスが、アンドーランのコルソン・マルドリス少佐との婚姻を求めました。あなたもおそらく気付いているでしょうが、Pathfinder Societyの一員ではないものの、マルドリス少佐は多くのパスファインダーのスポンサーであり、我々の組織のすばらしい協力者でもあります。面倒なことに、少佐はミシェリアの申し出を断るつもりです。要求されることでその名前と格を諦めることを好ましく思っていないのです。
 マルドリス少佐の行動はブラクロス家と我々との関係にまずい結果をもたらすことになります。10人委員会はこの断絶を修復しなければならないという見解で一致し、ブラクロス家を今年の大集会に招待するという変わった一手を打つことにしました。あなたのようなパスファインダーが今年の集会に参加し、Pathfinder Societyがこの一時的な災害により分かたれた組織とブラクロス家との絆を修復する手助けをすることを期待しています。 
 いつもと変わらぬ、あなたのたゆまぬ努力は高く評価されています。 
Venture-Captain アンブラス・ヴァルシン
グランド・ロッジ、アブサロム



 他の派閥がすでにブラクロス家の申し出に対するマルドリス少佐の拒絶を利用しようとしていることは明白だ。だからPaizoConとPaizoCon UK(イギリス)の双方を記憶に留めるべく、"大集会"の準備を始めているところなのだ!

 もしこのイベントの参加に興味があるなら、PaizoCon 2012かPaizoCon UK 2012に参加登録をしてほしい! 参加登録は直に始まり、以下に示すイベントとすべての情報を予定期日までにパスファインダーたち(出席するものも仕事で休むものも)管理しておこうと考えている。

 パスファインダー達が今年の集会に関係する背景全てを調査したいなら、奇妙な猿の偶像の効果(リンク:Pathfinder Society Scenario #5: "ムワンギの霧 / Mists of Mwangi")、天文学者が残した古代の呪い(リンク:Pathfinder Society Scenario #3-07: "監視されたもののこだま / Echoes of the Overwatched")、契約が重要だった理由(リンク:Pathfinder Society Scenario #2-11: "半影協定 / The Penumbral Accords")を読み解くのが最良の方法だろう。

 つまりまとめると:

 "大集会"は世界中から最高のパスファインダーたちがPathfinder Societyにより招かれる、毎年恒例の集会である。アブサロムにあるグランド・ロッジの地下で行われるこの集会は、パスファインダーが会合を通して自分の体験を交換し、そして彼らが力や知識、狡猾さによる業績に参加したり、冒険的試みを始めたり特別な作戦に参加することもある。ことし、このイベントは尊敬されているブラクロス家やその他の内海地域中の高い地位にある人々の存在によって名誉あるものとなった。この集会が記憶に留められるものとなることは間違いない!

 以下に示すことが予定されている。
 
  • 仮変成済みのクエスト(45分~1.5時間のミニ・シナリオ)
  • スペシャル・サイド・イベント(イベントごとに約15分)
  • パスファインダー親睦会(ライブ・アクション・イベントに参加する場)
  • 派閥の基本方針
  • そしてまだまだあるぞ!
PaizoCon大集会2012は全レベルのキャラクター(12レベル以上の引退キャラクターも含む)に開かれた、Pathfinder Specialである。このイベントは、シーズン4"復活したルーンの一年 / the Year of the Risen Rune"のあるプロット・ポイントに直接影響をあたえるものとなるだろう。

Mike Brock
 Pathfinder Society Campaign Coordinator
 
A Preview of the Grand Convocation
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 大集会 / Grand Convocation の詳細情報が来ましたね!
 
 ミニシナリオを大人数でこなして、その結果でシナリオ全体が変わるとは何とも大がかりな展開ですな
 
 こういうところで自分の所属する派閥の方針説明があれば、そりゃ盛り上がるってもんですよね
 
 大集会の背景が描かれたシナリオも公開されていて、ファンサービス満載! そして商魂たくましいぜPaizo!

機械に燃料を!

2012/05/21 月曜日

 Venture-Captain Jason Roeder(掲示板ではkikai13)とミズーリ州Pathfinder Lodge全体が今日の昼食に出した、驚くほど無数にあるピザの山に、ペパローニ(訳注:ソーセージの一種)とトマトとビールの臭いがするどでかい感謝を送らせてほしい。私は会社でここ何週も忙殺されていた。今年のメジャー・ハードカバー――Ultimate Equipment――のリリースに向けた準備チームとして、Pathfinder OnlineのKickstarterの開始のために、Pathfinderコミック・ブックの創刊号に携わって、"砕けた星 / Shattered Star"アドベンチャー・パスの着手に対して準備しながら"髑髏と枷 / Skull & Shackles"アドベンチャー・パスを収束に向かわせ、Pathfinder Player Companioラインナップの月刊発行再開の準備をし、他のGen Conリリース物全てを印刷所に送っていた。最後の追い込みにまで来たけれど、次の金曜日にある最も厳しい締め切りの前にやらないといけないことがまだ山ほどある。しかしその点を考慮に入れても、タダの昼食(と醸造所長Jeff Alvarezが手配したビール少々)はつらい仕事に戻る前の素晴らしい息抜きになった。ありがとうJason、ミズーリ州Pathfinder Society所員、そしてリーダーのみんな――みんなほんとうに最高だよ!


 Paizoスタッフより、いっぱいの感謝を!


F. Wesley Schneider
 Editor-In-Chief
Fuel for the Machine!
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldgj?Fuel-for-the-Machine

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ミズーリ州のPathfinder Societyの粋な計らいにより、忙しすぎて目を回しているWesleyさんも大喜び。

ていうかどんだけ多忙なんだWesleyさん
連載ものがいっぱいあると大変よねぇ…

しかし倉庫みたいなところだな
Pathfinder Society がこんなところにあるとはお天道様も気がつくめえ(違う)

2012年5月19日土曜日

Pathfinder Battles Preview:大罪と救済の

2012/05/18 金曜日

 Rise of the Runelordsアドベンチャー・パスにおける本当にすばらしい第五巻、「救済の大罪 / Sins of the Saviors」(Stephen S. Greer著)という本がある。ゴブリン、グール、オーガ、巨人などを大枠のテーマとした本書による冒険の跡で、この第五巻はキャンペーンの背景の中へとアクセルを踏み込み、プレイヤー・キャラクターはルーンフォージ / Runeforge(ルーンの鍛治場)として知られる広大なダンジョンへの探索に誘っていく。このダンジョンは、古代のルーンロードの時代のレリックである。

 実のところ、ルーンフォージへの冒険の中で、PCは時代を隔てた生存者と会う機会もある。これによりこの冒険はキャンペーン中で重要な支点となり、最終巻となる第六巻へ向けてゲームの終焉に物事を効果的に引き込んでいく。

 特にPCはすでに12レベルなので、実際の感覚においてこれが意味することは、強いパンチ力のある相当すごい悪人とついに直面することに他ならない。今週の記事では、これら悪人どもから2タイを紹介しようと思う。彼らはこの冒険の巨悪となる資格は持たない(それらは来週明かされるだろう)が、こいつらも重要な遭遇で大切な役割を担い、プレイヤーは彼らの到来を長い間記憶にとどめておくことは間違いない。

  偶然にも、二体ともすばらしいプレイヤー・キャラクター用ミニチュアとしても使えるぞ!


 最初にご覧に入れるのは"憤怒の戦士(ウォリアー・オヴ・ラス)/ Warrior of Wrath"。血を流し続けた何百年と、ホール・オヴ・ラス(憤怒の穴)/ Holl of Wrathでの訓練を熱心にこなしたことで、ルーンフォージにある7つの大罪に基づく小ダンジョンでもっとも歯ごたえのあるものの一つとなっている。この怒れるエルドリッチ・ナイトはこのダンジョンの長い直線の最終点であり、プレイヤー・キャラクターその怒りと攻撃を爆発させる対象として彼らを紹介するのは本当にすばらしいことだ! この遭遇にはウォリアー・オヴ・ラスが少なくとも6体必要になるので、このフィギュアはコモンのレアリティに配置した。

 ルーンフォージにある小ダンジョンに向けられた大罪は憤怒だけではない。シマリング・ヴェイルズ(揺らめくベール) / Shimmering Veilsにおいては、傲慢が支配する大罪である。おそらくザンダーグール、傲慢のルーンロード / Xanderghul, Runelords of Prideの従者である幻術師"Vraxeris / ヴラゼリス"ほど傲慢なものはゴラリオンのどこを探しても見つからないのではないだろうか。ずる賢くクローン技術を体得してはいるが、ヴラゼリスはルーンロードの古代帝国の凋落から何千年もの時をどうにか生き延びてきた。今、彼のシミュラクラムはシマリング・ヴェイルズのホールをさまよい、侵入者を打ち負かし彼らのいないこの風変わりなダンジョンを保持し続けようとしている。ヴラゼリスはアンコモンのレアリティに配置される。

 Rise of the Runelords Pathfinder Battlesセットの終わりに近づいてきている(まだ公開していないとびきりのフィギュアがまだちょっと残ってるけどね!)。だからこのブログも少し速度を落としていくことにして、1週間後でゆっくりと2体のフィギュアを紹介しようと思う。私の頭はすでに次のセットに進んでいる。今日の午後、最終造形の紹介の後で、その半分をPaizo社員が見ることになる。

 実際のRise of the Runelordsの最終製品版フィギュアは我が会社になだれ込み始めている。驚くほど忠実に塗装原版に合わせたフィギュアを紹介できるかと思うとうれしくてたまらない。このブログの小さな写真を見ることと実際のミニチュアを手の中に納めることは簡単に比較できるものではない。私はRise of the Runelords Pathfinder Battlesセットはホビー/ゲームとしてリリースされるもののなかでは今までで最高で、もっとも驚くべき塗装済みプラスチック・ミニチュアのセットとなると断言できる。

 しかしそれも次のセットが出るまでの話だ!

 では次の金曜日に。

Erik Mona
 Publisher
Pathfinder Battles Preview: Of Sins and Saviors
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldgg?Pathfinder-Battles-Preview-Of-Sins-and-Saviors
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人間フィギュアはいいですねぇ。
こいつら人間かどうかわからないですけど。
憤怒とか傲慢とか見てると鋼の錬金術師を思い出しますわ。
名前があるのにみんな「ラース!」とか「プライド!」とか呼び合うんじゃろうか。

次はどちらへ?

Thursday, May 17, 2012

 最新のPathfinder Tales小説、"落ちた空の街 / City of the Fallen Sky"はもう倉庫に入り、小売店や定期購読者に向けて運ばれている。読者は内海地域における2つのもっとも魅力的でよく尋ねられる地域を探検するよう提案を受けるだろう。すなわち、バーバリアンと技術の地ヌメリア / Numeriaと、伝説において破壊された飛行都市コー / Khoである。現在出版されているラインナップにある他の7冊を見返してみると、多くのすばらしい場所に訪れている。ウスタラヴ / Ustalav、ワールドウーンド / the Worldwound、イリセン / Irrisen――外方次元界にさえも。そしてさらなるものが訪れる――Liane Mercielによる恐るべきニダル / Nidalの解釈、Robin Lawsのマグニマール / Magnimarの不正な駆け引きの記述、Dave Grossのキョニン / Kyoninにおけるエルフの華やかな祭典といったものをみんなに見せたくてたまらない。しかしこれら全てが私に質問を投げかける。多くの選択肢があるが、次のラインナップではどこに手を出すべきだろうか?

それは君が行きたいところだ。君がPathfinder Tales小説群やWeb Fictionストーリーで見たいと思うゴラリオンの場所を教えてほしい。ベクゼン / Bekzenの書籍群が欲しくてたまらないだろうか、ひょっとしたらラストウォール / Lastwallの国境を越えた先だろうか? もしかして川の諸王国 / River Kingdom、ジャルメライ / Jalmeray、オシリオン / Osirionについてもっと多くを見ていきたいのだろうか? コメント・スレッドに提案を書いて私に教えて欲しい! 同じところをもう一度というのもいいし、内海地域の知覚に留まるのがいいと思うけれど、まずい回答なんてありはしない――君の意見は君の意見なのだ。忘れる事なかれ、我々は我々のプロジェクトの道先案内をする、君のような読者のフィードバックを頼りにしているのだ――誰か知っているだろうか? 君が待ち望んでいたこの"マモス・ロード / Mammoth Lords"小説を手にすることができるかもしれないじゃないか…

James Sutter
 Fiction Editor

Where to Next?
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldg8?Where-to-Next
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久々Pathfinder Nobel!
世界観を小説で表現すると聞くと思い出すのはソードワールドですねぇ。
今はリプレイがメインかな(ってこのやりとりも前やったわ)。

飛行都市ってのはいいですね! 問題はパーティを送り込むと帰ってこれないのでプレイヤーが嫌がるってことか。
# そもそも今は飛んでないけど

世界観参考用に一冊どうですか? いやまあ、Inner Sea読めば十分な気もしますが^^;







2012年5月17日木曜日

Advanced Race Guide Preview:猫をカバンの外に出そう

2012/05/1.35 木曜日
※2012/05/15の誤記と思われる


 実際、我々は猫を本の外に取り出そうとしている。先週、Advanced Race Guideのテング章の紹介をした後に、次に何が見たいかを読者の皆様に問いかけた。多くの示唆を得ることはできたが、多くの読者がキャットフォークを見たい様子だった。

このしなやかで俊敏なクリーチャーは素晴らしい文句やレンジャー、特にローグの役割をこなす。しかし彼らには、幸運を操ったり、自然における極めて猫のような存在が持つ超常的能力や呪文を操ることができるという、神秘的な側面もある。今週の紹介ではキャットフォークの章から、彼らのテーマの例をいくつか説明していこう。



キャットフォーク・ローグの技 Catfolk Rogue Talents

以下に示すローグの技は、キャットフォークのみが修得できる。
 Illustration by Kieran Yanner
死に至るひっかき(変則)/ Deadly Scratch:この技を持つキャットフォークのローグは、誤って自分に毒を付与することなく、爪に毒を塗ることができる。キャットフォークのローグはこの技を取るために、"猫の爪 / cat's claw"種族特徴と"毒の使用"クラス特徴を修得していなければならない。

解除の幸運(変則)/ Disarming Luck:1日に1回、キャットフォークのローグは装置を解除しようとする試みに5以上の差で失敗したとき、1回のフリー・アクションとして再ロールすることができる。例え再ロールした結果が元のロールよりも悪かったとしても、再ロールの結果を適用しなければならない。

優雅に落下(変則)/ Graceful Faller:この技を持つキャットフォークのローグは、落下により致傷ダメージを受けるような場合でさえ、足から着地する。このキャットフォークのローグが"機敏に落下 / ninble faller"種族特徴も修得しているなら、実際よりも20フィート落下距離が短いものとして落下によるダメージを受ける。

機敏なる登攀者(変則)/ Nimble Climber:この技を持つキャットフォークのローグは〈登攀〉判定に+4のボーナスを得る。"登攀するもの / climber"種族特徴を持つなら、差し迫った危険や気を散らしていてさえ、自身の〈登攀〉判定において出目10を選択することができる。

ひたむきな鑑定士(変則)/ Single-Minded Appraiser:この技を持つキャットフォークのローグは、キラキラ光るものの価値を見極めることに熟練している。このローグは宝石や宝飾品の価値を見極める際、常に出目10を選択することができる。

卑劣なる爪(変則)/Vicious Claws:この技を持つキャットフォークは急所攻撃によるダメージに、d6ではなくd8を使用する。ただしこの効果は、自らの爪を使用して急所攻撃を行った場合に限られる。キャットフォークのローグはこの技を修得するために、"猫の爪"種族特徴を修得していなければならない。

キャットフォークの特技 Catfolk Feats
キャットフォークは以下の特技を修得することができる。

《不吉な黒猫》 Black Cat
不運は君の前を思い切って横切ったものに降り注ぐ。
前提:キャットフォーク。
利益:1日に1回、1回の割り込みアクションとして、あなたに近接攻撃が命中した際に、あなたは攻撃ロールに-4のペナルティを受けて再ロールするよう、敵に強制することができる。敵は2回目の攻撃ロールの結果を使用しなければならない。これは超常能力である。
特殊:あなたがこの特技を修得したが全身が黒い毛皮で覆われていないならば、あなたの毛皮はこの特技を修得したときに完全な黒に変わる。

キャットフォークの魔法のアイテム Catfolk Magic Items

以下の魔法のアイテムはキャットフォークにより作られ使用されることが多い。

デアデヴィル・ソフトポース (Daredevil Softpaws / 無謀なるもののソフトポー・ブーツ)
オーラ 微弱・心術;術者レベル 3
スロット 脚;市価 1,400 gp;重量 1ポンド

解説
この魔法のソフトポー・ブーツ(下記参照)はキャットフォークが着用することで、危険な地域を移動する間にさらなる機動性を与える。1回のフリー・アクションとして、着用者はかかとを両足一緒にコツンと鳴らすことで、機会攻撃を誘発することなく敵に隣接するマスや敵の接敵面を移動するために行う〈軽業〉判定に+5の技量ボーナスを得ることができる。これは1日に10ラウンドまで使用できる。このラウンド数は連続している必要は無い。加えて、このブーツの着用者が機会攻撃を誘発することなく敵の接敵面を通り抜ける事ができたならいつでも、着用者はこのターンの終了までその敵に対する攻撃ロールに+2のボーナスを得る。

作成要項
必要条件
《その他の魔法のアイテム作成》、キャッツ・グレイスコスト 700gp

キャットフォークの呪文 Catfolk Spells
キャットフォークは以下の呪文を修得できる。

スティール・ブレスSteal breath / 息盗み
系統 変成術[風];レベル ウィザード/ソーサラー2、ウィッチ2、ドルイド2、バード2
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作
間合い 近(25フィート+5フィート/2レベル)
目標 生きているクリーチャー1体
持続時間 1ラウンド(本文)
セーヴィング・スロー 頑健・無効;本文参照;呪文抵抗
あなたはクリーチャーの肺から息を吸い込み、ダメージを与えるとともに会話やブレス攻撃の使用、音声構成要素のある呪文の発動ができないようにする。セーヴィング・スローに失敗したなら、目標は2d6ポイントのダメージを受け、会話、ブレス攻撃の使用、呼吸が必要となるいかなる行為も行えなくなる。渦巻く空気の目に見える直線が、目標の口から出て術者の口へと入っていく。
もし持続時間の間に目標がこの効果線の間合いの外に移動したなら、この呪文は即座に終了する。この呪文は空気中で呼吸する必要がないクリーチャーには、何の効果も及ぼさない。

Stephen Radney-MacFarland
 Designer
Advanced Race Guide Preview: Letting the Cat out of the Bag
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldg1?Advanced-Race-Guide-Preview-Letting-the-Cat-out
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新種族テングの次はキャットフォーク!

いやー猫かわいいですよね! イラスト見るとどう考えてもタイガーですが!

猫らしいローグの技の中に、幸運さを売りにしたものがあったりするのもいいですね。毒使いのキャットフォークの暗殺者、かなり格好いいなぁ^^

特技の《不吉な黒猫》は前衛だときらりと光る特技。結局ACが低いと再ロールしても当たっちゃう(ペナルティ-4は大きいけど)ので、そこそこ固く構築したローグにこそ最適なのかも。

専用の魔法のアイテムまであるとは思わんかったですが、機会攻撃を受けずに回り込むのが難しくなったPathfinderでは、デアデヴィル・ソフトポースの有効性はかなり高いかと。安いし。

呪文もついてきて、まさにおすすめ種族ですね! 猫かわいいし!

2012年5月16日水曜日

複数パートに分かれたシナリオの展開

2012/05/14 月曜日


 シーズン1には早くも、Pathfinder Societyはいくつかの複数パートに分かれたシナリオを呼び物にしていた――単発の4時間ゲーム・セッションが提供できるよりもずっと長く複雑な物語を紡ぐことができるようにデザインされた、ミニ・キャンペーン(アーク)である。"我々の知るデヴィル / The Devil We Know"、"永遠戦争のこだま / Echoes of the Everwar"、そしてTier 12の退職キャラクター向けアーク"10の目 / The Eyes of the Ten"のような4パートもの、本シーズンの"完成に至る試練 / The Quest for Perfection"や前シーズンの"男の異端信仰 / The Heresy of Man"や"氷の影 / Shades of Ice"のような3パートもの、そして"異邦人都市 / The City of Strangers"、"影は最後に立つ / Shadow's Last Stand"、"夜明けの前に / Before the Dawn"のような2パートもののいずれの形式であれ、それぞれの一話分と物語全体の間にある連続性の段階はここ3年のうちに相当多様になってきている。

 Pathfinder Societyシナリオ・ラインナップの開発者としての私の目的の一つに、複数パートに分かれたシナリオをもっとまとまりがあるものにし、この長い形式のシリーズを完遂したという達成感をプレイヤーに提供したい、というものがある。しかし無理矢理没入させる物語を伝えることとOrganized Playキャンペーン特有のデザイン・パラメータの間にあるよいバランスを見つけることは容易ではない。それに私たちは未だに新しいことに取り組んでいるのだから。

 今年の初め、我々は"織り模様の奇跡 / the Wonders in the Weave"をリリースした。これはTier 5~9の2パートものアークであり、このシーズンの中間点である"紅玉不死鳥杯 / the Rubly Phoenix Tournament"で勝ち取ったSociety専用の擬似次元界、"ハオ・ジンのタペストリ / Hao Jin Tapestry"へとキャラクターを招待するものだ。このシリーズでは、複数パートのシナリオをプレイする人と一緒に新しいことに挑戦した。我々は第一話、"ドッグ・ファラオの墓 / Dog Pharaoh's Tomb"の終わりに生来のボーナスを提供しない恩恵を与えた。この恩恵はこのアークの第二章"折り目の中の蛇 / Snakes in the Fold"に先行して、即座にクロニクル・シートに記載され、その間を挟むことなく物語をプレイしたPCにのみ第二の恩恵が得られるようになっている。


Illustration by Yngvar Asplund
この手法はうまく機能したが、まだ改良の余地があると感じた。だから先月リリースしたTier 7~11のシナリオ、Pathfinder Society Scenario #3-20:"まんまる山のネズミ、パート1:分かたれた道 / The Rats of Round Mountain, Part I: The Sundered Path"において、複数パート用の恩恵に対する異なる進行方法に挑戦することにした。この小さなアークのプロット特有の状況によって、限界に挑むさらなる動機を得たのだ。PC達はパート1の渓谷にある山の中央に旅し、それからパート2においてラットフォークの要塞に足を踏み入れる。PCにしてみれば長い旅をするとは感じないだろうが、そのとき魔法のように山の外側に出たり、物質界で他の冒険をするために戻ったり、日雇いの仕事をしたり装備を買いに行ったりすることもでき、その上で突然山の中腹に戻り次の冒険を始めることもできる。この山の中心からアブサロムへの行き来がこんなに簡単にできるのならば、なぜパート1では歩いて旅をする必要があったのだろうか?

 我々が思いついたアイデアはこうだ。"分かたれた道"の終わりに、PCは装備の購入や呪文発動サービスを受けることなくここに留まるか、"日雇い"チェックを入れるか、他のシナリオに参加するか、そのキャラクターの連続性をあきらめて2つのシナリオをプレイすることによる利益としてより大きな恩恵を得ることを諦めるかを選ぶ事ができる。"まんまる山 / Round Mountain"の中に入ったPCがパート2、"ネズミの仏塔 / Pagoda of the Rat"を始める前にそこに留まることを選択したなら、彼らはこのシナリオの派閥ハンドアウトを受け取ることはなく、必要ならば派閥ミッションを完遂する必要があるだけとなる。それぞれのシナリオを連続して行ったプレイヤーは自動的にこのシリーズの第二パートの利益を全て得る。このシナリオを続けて行う他の利益は私の頭の中にとどめておくが、その報酬を喜んでくれることと思う。

 この議題についての討論に参加してほしい。この記事のコメントでもPathfinder Society掲示板でもかまわない。そしてこの経験について思うことを我々に伝えてほしい。

Mark Moreland
 Developer
The Evolution of the Multipart Scenario
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldfv?The-Evolution-of-the-Multipart-Scenario
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毎週恒例Pathfinder Societyネタです。
向こうではプチキャンペーンのことをアークって言うらしいですね。

単発よりもキャンペーン派なので、こういう公式からのサポートはうれしい限り。
しかし時間制約もあってなかなか続けるのも難しいのですよねぇ。

恩恵のシステムは半年ほど翻訳をしているにもかかわらず今ひとつぴんときてませんが^^;
アークではそれがモチベーションに作用するという方向に作用するんですね、それはいいな

あーやりたいぜ、連作シナリオ!

2012年5月13日日曜日

Pathfinder Battles Preview: ちょっとした更新

2012/05/11 金曜日
 私が今までご覧に入れてきた写真はほとんど底をつき、Rise of the Runelords Pathfinder Battlesセットの紹介はずいぶんと深入りしてしまった! 公開していないミニチュアはまだ少し残っているが、このセットでもっともクールなものの中にそれらのいくつかが入っていると伝えさせてほしい!

 今日、このセットから、とても大きな印象をもたらす2つの小型のミニチュアを紹介しよう。


一つ目は恐るべき"コボルド・チャンピオン / Kobold Champion"だ! この蜥蜴のような女戦士は一般のコボルドに少し似ているように見えるかもしれないが、彼女は実際キャンペーンの終盤に遭遇し、予期せぬ一打を突きつけてくるのだ!Rise of the Runelordsキャンペーンにはたった1帯の"コボルド・チャンピオン"しかいないが、このフィギュアをコモンのレアリティに配置することにした。これはゲーム/マスターがいかなるレベルのプレイヤーに対しても大量に、このすばらしい造形のコボルドをもっと使ってほしいからだ!

 ここにある小さい写真からいろいろ伝えるのはたぶん難しいのだけど、このフィギュアはコモンにして小型のミニチュアにしては驚く回数の塗装工程を経ており、その小さいサイズにも関わらず本当に卓越した存在に見える。その脚とまばゆく青い舌から尾までの塗装の変化によって、こいつはこのセットの中で「このすばらしいミニチュアがコモンだなんて信じられない!」と私が考えるミニチュアの一つとなっている。

続いては"レッドキャップ / Redcap"。ファンタジー・ゲームの長い歴史の中で、本当の神話から取り出された恐ろしいフェイだ。私の知る限り、塗装済みプラスチック製ミニチュアとして"レッドキャップ"が登場したことはないだろう。Rise of the Runelordsセットにより偉大なる追加が行われたことになる。この小さな青年は彼に見合う金属製の靴とあまりに大きな鎌、そしてその名の由来となる赤い帽子を身につけている。Rise of the Runelordsアドベンチャー・パス記念版キャンペーンにおける"レッドキャップ"の役割に会わせるため、我々は"レッドキャップ"をコモンに配置した。だから彼らの集団を簡単にそろえることができるだろう。

 今週の紹介はここまで。このセットは少なくとも2つ以上の小型サイズのフィギュアが入っており、こいつらはわくわくする驚きを孕んでいる。

 まだ見せていないすばらしいものがたくさんあるのだ! 週末を楽しんでほしい、ゲームをすることをお忘れなく!

Erik Mona
 Publisher
Pathfinder Battles Preview: A Small Update
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldfq?Pathfinder-Battles-Preview-A-Small-Update
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今週はコボルド・チャンピオンとレッドキャップ。
レッドキャップはあのでかい鎌が印象的で、見るとかなり頭に残りますね♪
# いや私が鎌好きなだけですが
コボルドは大量にいると並べて楽しめるので、出来のいいチャンピオンがコモンだと助かりますねぇ。

2012年5月11日金曜日

Pathfinder Onlineキックオフ

2012\05/09 水曜日

 MMORPGであるPathfinder Onlineの開発のために、PaizoがGoblinworksと協業している話はすでに聞いたことがあるだろうと思う。Goblinworksは計画の断片を隔週投稿のgoblinworks.comブログで提供しており、paizo.comのPathfinder Online掲示板で意見募集も行なっている。さて、我々はついに、Pathfinder Onlineの次の段階をキックオフする準備ができた。

 今日我々はPathfinder Onlineの技術デモを作る助けとするために、Kickstarterプロジェクトをお伝えする。このKickstarterの全貌を知るためには、プレスリリースを見て頂くかKickstarterのプロジェクト・ページに進んでほしい。それから何を知りたいかを共有できるように、このページに戻ってきてほしい。ご心配なく、私はここで待っているから…

 …読んだ? 忌々しいほどクールでしょ、ね?

 Goblinworks.comは本日、Kickstarterについて記述したブログを投稿した。だからより詳細を知りたくなったらそちらをどうそ。ここで話したいことはThornkeepという名の本だ!

 Pathfinder Online技術デモ自身はKickstarterのパトロンに提案するためのものではないので、Kickstarterの報酬のための箱の外にでなければならず、Thornkeepはその完璧な回答のように見える。

 Thornkeepは表紙にPathfinder Onlineのロゴがあるが、間違いではない――Paizoはこの本を他のPathfinder製品のように扱おうとしている。このセットは他のロールプレイング・ゲーム製品のように、同じゴラリオン世界におけるものであり、Pathfinder RPGで使用できる、公式Pathfinderキャンペーン・セッティングの要素が100%含まれている。


 Thornkeepの前半64ページはThornkeepの町とそれを取り囲む地域についてまとめた、Pathfinder RPGのソースブックだ。Thornkeepは川の諸王国 / River Kingdoms地域の一部で、Pathfinder Onlineの舞台となる(君自身のキャンペーン・セッティングにある雑木林の中へ、Thornkeepを落としこむこともできるだろう)。最初期のPathfinder Onlineブログの投稿で言及したように、ThornkeepはこのMMOにおいて、PCがスタートする3つの地点の1つである――それはRyanが我々の"クズと非道の巣 / hive of scum and villainy"(Deadwoodのファンタジー版と思ってほしい)を置き換えた、混沌としたフロンティアだ。(あなたは我々の最初のオンライン・プールにあるThornkeepと名付ける助けとなったのだ!)

Thornkeepの著者、Rich Bakerだ!

 Pathfinder Onlineがリリースされる前、Thornkeepの様々な暗き僻地をPathfinder RPGのセッションで探検することができれば素晴らしいだろうと考えていた。我々がデジタル版を構築する際には、本書をガイドブックとして使用することになるだろう。技術デモで直接焦点を当てた、本書掲載の小さなダンジョンも取り込むことになるだろう。だからPathfinder Onlineの町1つをこのガイドブックを手に入れるだけに留まらず、Pathfinder OnlineにRPGの要素がどう翻訳されたのかをまず見ることにもつながるだろう。また、MMOから得た要素がゲーム卓でどう見えるかも確認できる!

 我々向けにソースブックの時期を書いてくれる人を探していた時、我が素晴らしい友Rich Bakerに行き着いた。本書はRich初のPathfinder向けのしごとだが、フォーゴトン・レルムからバースライト(訳注:1995年、TSRがリリースしたキャンペーン・セッティング)まで、クラシックD&Dキャンペーン・セッティングに関わっており、彼がThornkeepにどのように取り向くのかを楽しく見させてもらった! すでに部分的などんでん返しも見つけたし、みんな驚くだろう!

 じゃあ本書の後半はどうなっているか? ここにはPathfinder Online開発の舞台裏を載せる予定だ。内部のデザイン文書を抜粋したものに、MMOのデジタル・スケッチやアートワーク、MMOを作成する直感を与えたGoblinworksとPaizoチームのエッセイなど。Goblinworksでの好ましくない行為全てに対する舞台裏通行証も検討せよ!

 もちろん、Wayne Reynoldsのカバーなしには、このようなすばらしい製品は作れなかっただろう。皆さんが見ているカバーイラストはモックアップだ――WayneはPaizoConで本当のThronkeepの表紙を持ってきてくれるらしい。バンケットでそのベールを取り払おうではないか!

 しかしThronkeepだけがKickstarterの報酬と言うだけではない。サポートを誓ってくれる全てのレベルの仲間に対する面白い利益がたくさんあるんだ! Paizoに1日来ることができれば、お好みのPaizo GMとPathfinderゲームをプレイでき、GMにGoblinworksのCEO Ryan Dancey、そして私と一緒に4時間の夕食を楽しむことができる。Kickstarterの報酬全てをチェックし、Pathfinder Onlineの開発を次の段階に進める手助けをしてほしい。君なしにはそこにはたどり着けないのだから!

Lisa Stevens
 Paizo CEO
 Goblinworks COO
Kicking Off Pathfinder Online
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldfk?Kicking-Off-Pathfinder-Online
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なんか見たことあるプロジェクトだな、、、

Kickstarterプロジェクトは「制作費出してくれたらサービスするぜ!」という企画のようです。
詳細は対応ページに行ってもらえばわかるんですが、

$5:技術デモの長時間ビデオ、スペシャルサンクスへの掲載
$15:Thornkeep本のPDF版+$5の報酬
$30:Goblin Squad(ゴブリン分隊)のメンバーになる。+$15の報酬
$50:印刷されたThornkeep本+$30の報酬
$75:サイン入りThornkeep本、Wayne Raynoldsの表紙ポスター+$30の報酬
$100:GoblinworksのスペシャルTシャツ+$75の報酬
$250:Goblinworks Founder(創設者)になる。+$100の報酬
$500:Goblinworks Executive Founder(創設幹部)になる。飾り額がもらえる。+$250の報酬
$1,000:Pathfinder Onlineクローズドテストのアルファ・テストプレイヤーになる。+$500の報酬
$2,000:RedmondのGoblinworksのHQに招待され、デモプレイをさせてもらえる。+$1,000の報酬
$5,000:PaizoとGoblinworksのHQに招待され、5時間のセッションと4時間の夕食ができる。+$2,000の報酬


まあ、$15支払う人がほとんどなんじゃないだろうか。。。
PDF版のサプリもらえれば結構幸せよね? 印刷板がほしいなら$50。ちょっとお高いですね^^;

$5,000払えばPaizoの面々とセッションできるらしいが…うーん、これ安いと思う人もいるんだろうなぁ…

2012年5月10日木曜日

Advanced Race Guide Preview: クエ、クエ、クエ!

2012/05/08 火曜日

少し前私はJason Bulmahnが進めているキャンペーンを遊んだ。このキャンペーンで焦点を当てたものの一つが"チューコー / Chuko"だ。こいつはJames Jacobsのテング・キャラクターで、興奮すると"クエ! / Wark!"と叫ぶのだ。私のテングのコンセプト全てがチューコーから来ている。彼らは奇妙な小数クリーチャーで、盗みと旗での合図を行う。テングは理性を欠き、愚かなほどに勇敢だ。チューコーは巣で最も鋭い卵ではなく、遥か彼方の地で追放された異邦人である。Jamesは徹底的にこいつをプレイした。PathfinderをJamesとプレイする機会があれば、彼にテングをプレイさせよう。ああ、くだらない帽子もかぶせるように。

Jamesよ、ごめんね…少しだけ。

Advanced Race Guideのテング章を紹介する時が来たら、"クエ!"とたくさん叫ぶことになるだろう。ちょうどチューコがやってきたように! 今、私はテングをプレイしたくてたまらない。

この章からいくつか見所をご覧に入れよう。

テングの装備 Tengu Equipment

テングは以下の装備を入手できる。

 Illustration by Paul Guzenko
信号凧キット:翼のないテングはその叫びを空高くへ響かせて考えを遠くに伝える。竹枠に貼り付けられた紙でできたこの凧は様々な色と絵が描かれている。レジャーとして凧を飛ばすことに加え、テングは信号によるメッセージを伝えるために様々な影と模様を持つ凧を飛ばすこともできる。テングは様々な信号のルールを作り出しており、凧を使用して遥か遠くに視覚による複雑なメッセージを伝えることができる。信号凧キットは6つの小さな色つきの凧が含まれている。これらは複雑なメッセージを簡単に作り出すために、複雑な組み合わせで互いに組み合わせることができる。このキットには糸巻き1つと300フィートのより糸も入っている。信号凧によるメッセージを伝えたり解釈することは〈はったり〉技能で示される通りに機能するが、送り手とこのメッセージを理解しようとするものはテング語を知っていなければならない。

テラー・カイト(恐怖の凧):この小さな凧には普通恐ろしい顔が描かれまぶしい色が使われており、縁にはのこぎり上の木製の刃がつけられている。このより糸は糊に浸されて強化されており、縁で切り傷をつけられるように砕いたガラスがつけられることもある。この凧は硬度5と3ヒット・ポイントを持つ。カイト・バトル(喧嘩凧)に参加するものは他の凧に対して武器破壊戦技を使用する。戦技に成功することで、競技者は相手の凧に1d6ポイントのダメージを与える。凧が0ヒット・ポイントとなったなら、それは壊れるか糸が切れ、そのプレイヤーは戦いに敗れる。競技によっては凧のてっぺんで相手の意図に触れれば得点が得られるものもあり、その場合勝者は最初にセット・ポイントに至ったものとなる。この興味深い凧に興味を持ったものは、テラー・カイトを《武器熟練》や《武器開眼》の特技に特化した武器として選択することもできる。これらのボーナスはテラー・カイトを使用したときに、凧によるダメージ・ロールや武器破壊戦技に適用される。

テングの特技 Tengu Feats
テングは以下の特技を修得することができる。

《長鼻形態》 Long-Nose Form あなたは異常なほどに長い鼻を持つ人間の姿に変化することができる。
前提:キャラクター・レベル3、テング。
利益:1日に1回、あなたは鼻が自身のくちばしの長さある人間の姿をとることができる。この擬似呪文能力は術者レベルがあなたのレベルに等しい、オルター・セルフとして機能する。この形態である間、あなたは鋭敏嗅覚の能力と、【筋力】能力値に+2のボーナスを得る。この形態における長い鼻はあなたが人間でないことを明確に示すため、あなたは(ポリモーフ)効果を使用していることによる〈変装〉判定に対し、通常のボーナスを得ることはない(ただし、この鼻が不運な呪いや奇形であると説明したり、プラグー・ドクター / plague doctorの仮面のようなアイテムで隠すことで可能になるかもしれない)。

テングの呪文 Tengu Spells
テングは以下の呪文を修得することができる。

セフト・ウォード Theft Ward対窃盗防護
系統 防御術;レベル インクィジター1、ウィザード/ソーサラー1、ウィッチ1、クレリック1
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作
距離 接触
目標 物体1つ
持続時間 1日
あなたは自らが所有する物体1つを窃盗から守る。あなたはその物体をあなたから持ち去ろうとする人に気付くための〈知覚〉判定に+10のボーナスを得る。

さあ! 次何を見たいかを教えてほしい。 君たちをわくわくさせるものを知りたいんだ。

Stephen Radney-MacFarland
 Designer
Advanced Race Guide Preview: Wark, Wark, Wark!
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lddn?Advanced-Race-Guide-Preview-Wark-Wark-WarkTengu
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テング!
地味にソード系に《習熟》するだけで強力な彼らですが、ついに彼らにもスポットライトが!
凧ですよ凧!

凧?
日本の喧嘩凧らしき風習を取り入れているあたりが、テングという名前を受け取ってしまった彼ららしいのかもしれない(風を操ったりするイメージかしらん)。
特技は何でか人間形態になると鼻がよくなるぞ! 【筋力】もアップだ!
テング自体は通常の種族通り2つの能力値(【敏捷力】と【判断力】)が+2、1つの能力値(【耐久力】)が-2なんですが、この特技をとれば【筋力】も上がってしまうと言う。
しかもなぜか鋭敏嗅覚付きだ!
追加呪文は…うーん、なんかフレーバーっぽい感じ。
シナリオ破綻呪文の臭いもしつつ、どうせ1レベル呪文スロットこれでつぶす人はいないからいいか…?

しっかし、このテングの絵は格好いいな! これがチューコーなのかな?

2012年5月9日水曜日

クロアチア、ボスニア、スロヴェニアのPathfinder Society(あるいは南西ヨーロッパの呼び声)

2012/05/07 月曜日

 先月我々はデンマークと、デンマークにおけるPathfinder Societyを発展させようとするVenture-Captain Diego Winterborgの努力に焦点を当てた。今回は南西ヨーロッパに目を向けてみよう。クロアチア、ボスニア、スロヴェニアのPathfinder Societyに関するVenture-Captain Zrinka Znidarcicのレポートは、私を非常に楽しませる読み物であり、読者も何かしら楽しみを見いだせると思う。

 3つの異なる国(そのうち1つはヨーロッパ連合に属している)を含む唯一の多国籍地域のVenture-Captainになることは非常に面白い。しかしそう、Pathfinder Societyができてなんとか9ヶ月が過ぎ、すでに大荒れの状況だ。私が話せることから、Pathfinder Societyは続き発展していくと約束する。
 地理的に言えば、クロアチアは北西からスロヴェニア、南東からボスニアとヘルツェゴヴィナに押された、本当に小さな国だ。クロアチアの首都はザグレブ。ここがこの3国をまたがるPathfinder Societyの基盤である。
  全ての始まりは他の地域と同じだ――身内のグループと情熱あふれるGM。私は1996年にゲームを始めた。何年もゲームをして過ごした後で大学を卒業して故郷に戻り、ファンタジー・ロールプレイング・ゲームのGMをする人を探そうとした。そしてゲームに詳しくなるための唯一の方法は前に進みGMになること(いつもの私の性質とは真反対)だと気づいた。私は2003年にGMとしてのキャリアを始め、Pathfinder Roleplaying Gameが登場するとすぐに、Pathfinder Adventure Pathをプレイするために全てのキャラクターを置き換え振り返りもしなかった(我々はこの日には、今でもこのゲームを行なっている)。
 当時クロアチアのファンタジー・ファンには、2つの代表的なゲーム・コンベンションがあった――Sferakon(1979年に設立された、クロアチアでもっとも古いコンベンション)とIstrakon(2000年設立)である。ある時期にSferakonはRPGイベントを運営していたが、2002年からは行わなくなった。ほとんどの人々は身内のグループでかなり満足しており、公式運営プレイはほとんどなかった。
 ほとんど取り扱いのないゲームショップ2つ――1つはその仕事を主として起きない、もう一方は何度か店長が替わりRPG書籍の取り扱いをやめてしまった――を除いては、地元にはRPGのサポートがなかったのだ。
 この地域はいずれもうまくいっているわけではなかった。北方の隣人スロヴェニアではいくつかのゲーム・コンベンションが行われていた。しかしそれらは本当に根付いているとは言えず、個々の身内のグループにほとんどなっていた。ボスニアとヘルツェゴヴィナは、私が知っている限りRPGプレイヤーにほとんど制圧されていない国だ(もしそこに住んでいてPathfinder Societyの運営に興味があればメールを送ってほしい)。
 しかしいろいろなことが起こった。デモ・シナリオを2卓使用した、Istrakon 2010におけるPathfinder Society Roleplayngのレクチャーは興味を引かれ、Istrakon 2011ではそれなりの数のプレイヤーを得ることができた。8月の終わりには我がVenture-LieutenantであるMaja Skvorcと私は、親しい地元のゲーム・ショップであるCarta MagicaでPathfinder Societyの初めのイベントを告知することができた。そこで何が起こったかをご覧に入れたかった。最初のゲーム・デイには20人を超える人が訪れ、Pathfinder RPGとザグレブにおけるPathfinder Societyに本当に興味を持つ人がいるのだと言うことが明らかになったのだ。
 現在もCarta Magicaを毎週の定期セッションに使用しており、基本的に3卓(12~16人のプレイヤーが多い)を数えるに至っている。高レベルキャラクターは依然として少数派なので、1卓を彼らのために割り当て始めた。プレイヤーの変化に応じて、我々はすでに70名以上の人をスケジュールしたイベント用にWarhorn.netに登録している。ほとんどのプレイヤーが20代中盤かそれより若く、GMは我々が行ったことも新しい人が行ったこともあることは興味深い点だろう。実際、ほとんどの活動的なGMはテーブルトーク・ロールプレイング・ゲームをPathfinder Societyで初めてプレイしたのだ。
 ザグレブではそれまでの間、2011年に作られたSRP(Section for Roleplay)と呼ばれるグループがAna RajnerとBozo Spoljaricによって作られた。これはあらゆる種類(卓上やLARP…訳注:ライブ演劇型ロールプレイ)のロールプレイング・ゲームをプロモーションやプレイできるようにすることを目的とした最初の集団である。毎週の定期レクチャー(Pathfinder RPGは彼らの最初の公演となる)の傍ら、彼らは2~3ヶ月ごとに組織Game Dayも始めた。これはクロアチアのPathfinder Societyがプレイヤーの大部分を引きつけた場所である。今までのところ、このようなイベントを3つ開催し、より大きな成長が約束されているように見える。
 もう一つの団体はIgranje.orgと我々が呼んでいるものだ。こちらは卓上ゲームを第一義としているわけではないが、こちらもPathfinder Society Organized Playを場所代完全無料で提供する予定だ。
 昨年のうちにどのように卓上ゲームがクロアチアで広がっていったかを見ていくことは本当に驚きに値する。そして願わくば、これがただの始まりであればよいのだが。
 Istrakon 2012では最初の複数プレイヤーセッションである、"影のロッジの一年 / Year of the Shadow Lodge"を開催し、これが強力な組織運営型ゲームを含んだ最初の大きなコンベンションとなった。2日に渡り12卓が成立し、大きな成功を収めた。
 今年、Sferakonは4/26~29のEurocon 2012の開催地となった。文字通りのコンベンション――全く定まったゲーム・プログラムがないことで知られている――として、Pathfinder Societyは最古のクロアチアのコンベンションで偉大なスタートを切った。最も重要なこととして、スロヴェニアのプレイヤー・グループの一つが3日全てで参加してくれたことが挙げられる。彼らはPathfinder Societyをスロヴェニアで成長させることに非常に前向きで、そこで最初のPathfinder Societyイベントを行う計画をすでに進めている。
 将来は明るく、ゲームは人々が趣味に回帰している以上に広がり続けると期待している。2つの新しいコンベンションが告知された。1つは今夏サラエヴォで、もう1つは今年の11月にスロヴェニアで開催される。これは自らの拠点の外でPathfinder Societyを開始する人を増やす素晴らしいチャンスになるだろう。
 最後に、忙しい仕事を引き受けていくれるGMみんなに、Pathfinder Societyに無くてはならないプレイヤー全てに、そして私の愛する趣味を共有する助けとなってくれた運営者のみんなに、本当にありがとうの言葉を送らせてほしい。特に我々が信奉してやまず、この奇妙で小さな地域にチャンスを与えてくれたMikeよ、本当にありがとう。

 もし君が他の国にいてVenture-Captainがおらず、Zrinkaがやってきたように素晴らしい仕事を成し遂げることができると思うなら、何枚かの写真とともにその地域のPathfinder Societyプレイについて記し、どうか私に送ってほしい。

Mike Brock
 Pathfinder Society Campaign Coordinator

Pathfinder Society in Croatia, Bosnia, and Slovenia (or South Eastern Europe Calling)
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldec?Pathfinder-Society-in-Croatia-Bosnia-and
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今月は南西ヨーロッパ。

やはり身内セッションが主となるのはどこでも一緒なんでしょうね。

JGCとかFEARコンとかDACとか、日本でもいろいろありますが、
公式セッションが広がるようにしてきたいもの。
# つーても、身内セッションは面白いですからのう…

Pathfinderを広めるためにも、まずはDAC愛知向けのシナリオ整理しなくちゃな…

2012年5月5日土曜日

Pathfinder Battles Preview:不作法なるもの、悪きもの、醜きもの

2012/05/04 金曜日

 来たるPathfinder BattlesセットであるRise of the Runelordsの全てのミニチュアを公開できるまであと少しだ! 造形や塗装原版を紹介し始めたのはほんの数週間前のような気がしていたが、実際には何ヶ月も過ぎ、ミニチュアの生産工程が工場へ進み始めたこともタイピングした。塗装計画は許可され、全ての決定話され、そして今、8月初旬のリリースを待つばかりとなった。

 ああ、今できることは、待つことと幾ばくかの紹介のみなのだ!

 2週間前私は醜いものについて約束した。そして今日、このセットの暗部から3体のフィギュアを取り出して闇の誓約を全うするとしよう。彼らは暗い裏通りでなんて当然出会いたくもない、気味の悪い存在である。そして彼ら3体はゲーム卓に身の毛のよだつ感覚を付け加えることになる。



 最初に紹介するのは"オーガキン / Ogrekin"。この不快な生まれながらのハーフオーガの一族はRise of the Runelordsアドベンチャー・パスの第三章「鉤山の大虐殺 / The Hook Mountain Massacre」の中心的な存在である。ざまめく筋肉と奇形の(本当に醜い)頭を持つこの大男は荒野で見回しながらさまよっている…ああ、彼は「恋を探してる」と言いたいだけで、この点に関してはそのままにしておこう。このコモンのミニチュアは表向き中型サイズだが、彼の上から下までのサイズの関係上、本当に威圧感のあるフィギュアになっている。

"フェイスレス・ストーカー / Faceless Stalker"は表の世界の空気呼吸を行う様々な種族と対話を行うものとして、神秘的なアボレスが遥か昔に作り出した存在だ。痛みを伴う生体内作用によって、作成者は敵の姿をとることができるようにその姿を歪めねじることができる。君の妻や親友のふりをしていないときにの、奇妙な姿のない形をここでは表している。この写真は赤みを帯びたインクによる、目立たないところや肌(特に背中)にある肉の裂け目といった、細かな気味悪さを全く示すことができていない。"フェイスレス・ストーカー"はBestiary 2で初登場したが、この本を持っていないにせよ、このコモンのフィギュアはこの恐るべき人型生物の役割を担えるんじゃないかな。おえっ!

今日の最後は親しい隣人を持ってきた。彼らは人を斬り殺す狂人たちの地方カルトに属している。ヴァリシアの住民に知られるその名は"スキンソー・カルティスト / Skinsaw Cultist"だ! このコモンのフィギュアは非常によくできた一般狂信者だ。かれのスキンソー・マスクとウォー・レイザーはPathfinder Campaign Settingでしっかりとつながれており、そのローブとぞっとした姿はどのキャンペーンであっても不道徳的なカルトの戦闘構成員としてうまく機能するだろう。

 今週はここまで。もうご覧に入れる造形はわずかだけだが、本当に驚くようなものがまだあることを約束しよう! 来週はRise of the Runelords Pathfinder Battlesミニチュアの他の初期の外見をお伝えしよう!

Erik Mona
 Publisher

Pathfinder Battles Preview: The Gross, the Bad, and the Ugly
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldf0?Pathfinder-Battles-Preview-The-Gross-the-Bad-and
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ストーリー関連の悪役衆が出てきましたな(これで味方だったらどうしよう)。
スキンソー・カルティストはレッド・マンティス暗殺団に関連するのか、
これは胸躍るフィギュア。
全体的に気持ち悪いフィギュアの方が出来がいい気がしますね、まあこれは目を引くからかな?

2012年5月3日木曜日

PaizoCon 2012:PaizoConのイベントを登録せよ!

2012/05/02 水曜日

 PaizoCon 2012には来場されるだろうか? このショーの間に1つ以上のイベントに参加するだろうか? 出席者向けイベントの提案が今公開中だ! 以下のイベント・アンケートをevent@paizo.com宛てメールにコピー&ペーストして送ってほしい。そしてそれがコンベンション向けか考えることにする。Paizo Conで運営したいイベントそれぞれに対する全ての質問に回答するように。

 このイベントの提案プロセスは参加者専用の運営ゲームだ。Pathfinder Societyイベントの提案は行わないこと。参加者イベントの提案は5/11に締め切られる。それから我々は参加者向けイベント、特別Paizoスタッフゲーム、討論会、他のスケジュールを、標準の「イベントくじ引き」形式で参加者が選択する基本計画に組み込んでいく。

 運営したいそれぞれのイベントについて、以下の情報を提供してほしい。
  1. イベント名
  2. イベントの詳細(200語以内)
  3. 種類(RPG/勉強会/討論会、など)
  4. 運営者名(paizo.comに登録しているメール/アドレスを含む)
  5. ゲーム・マスター名
  6. ゲーム/ルール/システム(3.5 OGL、Pathfinder RPG、など)
  7. ゲームの版(3.5 OGL、Pathfinder RPG、など)
  8. 作成済みキャラクターを提供する予定か?(Yes/No)
  9. 年齢制限(10+、13+、17+、など)
  10. ゲームの複雑さ(通常、難しい、など)
  11. 要求される経験(初心者/経験者/様々、など)
  12. 商品はあるか?(Yes/No)
お忘れなく、PaizoConで運営したいイベントそれぞれについて、上記12の質問をメールにコピー&ペーストすること。events@paizo.comへ完成された参加者向けイベント詳細を送ってほしい。参加者イベントの提案は2012/05/11まで、全てのイベントのくじ引きはその後その後すぐに掲示されるだろう。場所には限りがあるため、全てのイベントを組み込むことはできない。

 PaizoConのもう一つのすばらしい一年を楽しみにしている。参加者イベントはこのショーを興奮するものにする項目の大部分を占めている! 詳細をすぐにまとめて、PaizoCon 2012で我々に見せてほしい!

Jeff Alvarez
 Vice President of Operations

追伸:いつも連載されている水曜のWeb Fictionは明日に背信される!
PaizoCon 2012: Register Your PaizoCon Events!
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldeb?PaizoCon-2012-Register-Your-PaizoCon-Events
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ということで何とか追いつきました^^;

いやーWeb Fictionだと思って油断してたら順番変わってましたね~
さて、PaizoConという雲の上のお話なんですが、プレイヤー参加型のイベント、と言うかGMの募集ですねこれ。

GM以外にもいろいろできるみたいですが、勉強会とか何やるんだろう^^; 公式でGM強化勉強会やるわけだしねぇ…

参加者が熟練しているかどうかとか、作成済みキャラクターの準備予定があるかとか、DACのGM募集みたい^^ やっぱり、このあたりの格差はどうしても出てくるんでしょうねぇ。。。(どのゲームでもあることか)

しっかし、でっかいゲーム・イベント、参加したいぜよ!

Adventure Race Guide Preview:焼き殺せ!

2012/05/01 火曜日

ゴブリンが火が異常なほど大好きだってことは誰でも知っている。彼らは火のちらつきと敵の悲鳴の音を焼き払うのを見るのが大好きなんだ。ゴブリンの冒険者(他の神経質な種族とうまくやっていく努力をしている)は自らの放火衝動を抑えることができるものもいるし、その力を生かし破壊の力に向けさせる方法を学ぶものもいる。

もちろん、Advanced Race Guideにおけるゴブリンの章は炎による破壊についてかなりの選択肢を持つから、火に焦点を当てたアルケミストのアーキタイプはすばらしく合致するものに見える。だから今週は読者のみんなに"炎の爆弾魔"を紹介しよう。このアーキタイプを見れば気付くように、本書におけるゴブリンの破壊行為には、たくさんの特技から新しい発見まで、相当多くの選択肢がある。しかし本書が点検されて出版されるまで、しばらくお待ちいただくことになるだろう。

炎の爆弾魔(アルケミスト)Fire Bomber (Alchemist)

炎の爆弾魔は爆弾を使用してクリーチャーを焼き、ものを爆発させることに異常なほど卓越している。しかし他の爆弾やエキスを作ることはそれほどではない。炎の爆弾魔は以下のクラス特徴を持つ。

武器と防具の《習熟》:炎の爆弾魔は松明を単純武器として扱う。

炎の砲手(超常あるいは変則)/ Fire Bombardier:1レベルにおいて、炎の爆弾魔が[火]ダメージを与える爆弾を投擲する際には、飛散半径にいる全てのクリーチャーは[火]ダメージを及ぼすダイスごとに追加の1ダメージを受ける。炎の爆弾魔は[火]ダメージを与える爆弾や錬金術物質のダメージにのみ、【知力】ボーナスのみを加える(訳注:通常は全ての爆弾や錬金術物質のダメージに【知力】ボーナスを加える)。それ以外の点においては、このこの能力は錬金術師の爆弾と万能投擲術能力と同様に機能する。この能力は爆弾および万能投擲術と入れ替える。

ボーナス特技:炎の爆弾魔は《焼け!焼け!焼け! / Burn! Burn! Burn!》、《炎の調教師 / Fire Tamer》、《炎の心 / Flame Heart》特技を、発見の代わりに選択することができる。

炎のカクテル(超常)/ Firery Cocktail:4レベルにおいて、炎の爆弾魔が[火]ダメージ以外のダメージを与える発明を使用する際には、そのダメージ・ダイスを爆弾の元々のダメージ種別と、1d6ポイント単位の[火]ダメージに均一に分割することができる。ダメージ・ダイスの数が奇数である場合、端数となったダイスは元々のダメージ種別として扱う。例えば、8レベルの炎の爆弾魔は、2d6ポイントの[火]ダメージと3d4ポイントの[音波]ダメージを及ぼす振動爆弾(訳注:通常ならば5d4ポイントの[音波]ダメージを及ぼす)を投擲することができる。この爆弾の追加効果は通常通り適用される。しかしこの混合した爆弾のセーヴDCは2減少する。この能力はアルケミストの4レベルの発見と置き換える。

炎の体(変則)/ Fire Body:8レベルにおいて、炎の爆弾魔はエレメンタル・ボディIを3レベル・エキスとして自らのエキス・リストに加える。炎の体として使用するエレメンタル・ボディはファイアー・エレメンタルとしての使用にのみ制限される。この能力は毒に対する抵抗+6と置き換える。

 Illustration by Andrew Hou
炎の体強化(変則)/ Improved Fire Body:10レベルにおいて、炎の爆弾魔はエレメンタル・ボディIIを4レベル・エキスとして自らのエキス・リスト(訳注:原文は呪文リストだが、誤記と思われるため修正)に加える。炎の体強化として使用するエレメンタル・ボディはファイアー・エレメンタルとしての使用にのみ制限される。この能力は毒に対する完全耐性と置き換える。

上級炎の体(変則)/ Greater Fire Body:14レベルにおいて、炎の爆弾魔はエレメンタル・ボディIVを5レベル・エキスとして自らのエキス・リスト(訳注:原文は呪文リストだが、誤記と思われるため修正)に加える。上級炎の体として使用するエレメンタル・ボディはファイアー・エレメンタルとしての使用にのみ制限される。この能力は持続変異薬と置き換える。

発見:以下の発見は炎の爆弾魔アーキタイプを補完する:炎の焼き印、ロケット爆弾(補足記事を参照);業火爆弾、精密爆弾、速攻爆弾、爆散爆弾(Advanced Player's Guide);生贄爆弾、爆発する矢弾、ブレス攻撃爆弾(Ultimate Combat);混乱爆弾、掃射爆弾、瓶詰め粘体(Ultimate Magic)。

来週は、WARK!

Stephen Radney-MacFarland
 Designer

Advanced Race Guide Preview: Kill it With Fire!
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lddm?Advanced-Race-Guide-Preview-Kill-it-With
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前回のエルフ・ドルイドに引き続いてはゴブリン・アルケミスト!

絵がWe Be Goblins!の彼なのも胸躍るポイント

炎の爆弾魔はとりあえず[火]ダメージで行くという無茶なビルドがゴブリンっぽくていいですね。
完全耐性持つ敵出てきたらどうする気やねん。
# そういう場合も考えて、普通の発明もとっとくんでしょうね^^;

ちらっと書いてある新特技、《焼け!焼け!焼け!》の効果は気になるところ。ろくでもない説明しか書いてなさそうなのが逆に興奮します。ゴブリンしかとれないのかな?

ところで、来週のWARKってどういう意味なんだろう?
古語のWorkなのか、それとも新種族か? うーん…わからんのですよね^^;

「復活したルーンの年」の紹介

2012/04/30 月曜日



このブログ記事を書くために、私はGen Conの進行作業を中断し、私の心はさまよい始めた。私は過ぎ去りしひびのことを少しと、昨年のこの時期には私たちがUltimate Combatの作業を進めることにどれだけ強い負荷を感じていたかを考えた。物事が変われば変わるほど、負荷は同じようにかかり続ける。とにかく、私は自問する。「自分よ、昨年このとき、私はこの記事にどんなことを書いたっけ?」

「そうか!」私は答える。「探して見つければ済む話だ!」

今、月曜のPathfinder Society記事をしばらくの間追いかけてくれている読者には、2011年春のこの時期に何が書いてあったのかをしばらくすれば思い出すかもしれない。我々は「将来のPathfinder Society Organized Play」についての記事を長期連載としてまとめていた。実際、あのシリーズでは週刊記事を始めることになり、月曜が私自身の特別な曜日となったときだった。だから私はこのシリーズの第7部を5/2から過去にさかのぼって確認した。そして驚いたことに、このシーズンのタイトルが「紅玉不死鳥杯(ルビー・フェニックス)の一年」と報告されていた。

「私よ、月曜の記事でシーズン4についても同じ事をすべきではないか?」私は問いかけた。これはいい提案だと思えたから、私は同意した。

Pathfinder Society Ornganized Playキャンペーンのシーズン4は「復活したルーン(ライズン・ルーン / Risen Rune)の年」と名付けられる予定だ。このシーズンの焦点はマグニナールのヴァリシアの町にある急成長するPathfinder Societyのロッジになるだろう――Gen Con 2012で初お目見えとなる、近刊予定の「砕けた星」アドベンチャー・パスの焦点でもある。このアドベンチャー・パスはPathfinder Societyとして認可されることはなくOrganized Playキャンペーンの派閥システムで使用されることはないが、アドベンチャー・パスとPathfinder Societyキャンペーンの多くが重なり合うことになる予定だ。だからこのキャンペーンを読者がプレイされるかはともかく、ヴァリシア地域の未開のフロンティアやそこに存在するタッシリオンの廃墟を探索する多くの選択肢が与えられるだろう。

我々は「砕けた星」アドベンチャー・パスと来月からの「復活したルーンの年」の両方についてもっと多くの情報を持っている。しかしこのわくわくする冒険の公開が迫るまでは、全ての階層のPathfinderプレイヤーがよく知っているVenture-Captain(シェイラ・ヘイドマーチ / Sheila Heidmarch)とPathfinder Societyシーズンの輝かしい新しいロゴをチェックしてほしい。
 Sheila Heidmarch Illustration by Kieran Yanner


「復活したルーンの年」と「砕けた星」アドベンチャー・パスは今年の8月に行われるGen Con 2012でいずれも公開される!

Mark Moreland
 Developer
Introducing the Year of the Risen Rune
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lddl?Introducing-the-Year-of-the-Risen-Rune

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GW進行のため公開おくれて申し訳ない<(_ _)>

新シリーズ「復活したルーンの年」!
ヴァリシアの未開の地への冒険となると、未開のジャングルを超えた先にある
奇妙な遺跡に潜るシナリオになったりするのかな
# いっぱいシナリオあるのでこればっかりじゃないだろ受けども

そして「砕けた星」アドベンチャー・パスと関係するとなると、さらなる世界観の膨らみが期待できますね

おそらく一方だけやっててもゲーム上支障はないんでしょうが…