2016年3月17日木曜日

魔法と神秘――Oracle Class Deckのご紹介

2016/03/15、火曜日

 Pathfinder Roleplaying Gameにおいて、オラクルは特定の神格ではなく、概念に対する信仰心から力を与えられた、信仰呪文の使い手だ。オラクルの能力の特殊要素は神秘であり、それぞれのオラクルはある種の呪いを背負い、その対価として力を得る。Pathfinder Adventure Card Game用にAlahazra the Oracleの最初のバージョンをデザインした時、予言と洞察力に着想を得て作成した。この着想はOracle Class Deck用にデザインされた、新しいキャラクターを作る際にも活かされている。

 Skull & Shackles Base Setでは、盲目のOracle Alahazraは敵に対して使用する嵐の力を身につけていた。その一方で、彼女の進行能力を使用することで、パーティの未来を映す窓をわずかに開くことができた。新しく作成するに当たり、Bride of the Sunは自分の道を妨げる相手に太陽の光を呼び降ろし、目もくらむ光は視界を失ったものでさえ多くのものがはっきり見えるようにしてくれる。(それに彼女は素晴らしい帽子も持っている。)

違う、目が見えないように聞かざる方法を知らないんだ。

 この最後の役割パワーは、2詰めのパワーと組み合わせて機能する。だからAlahazraはデックの下のカード2枚を覗き見ることで、将来起きることを長い目で見た戦略的な視点を得られる。2週間前にお伝えしたCartmanbeckは彼女の別の役割Wandering Prophetを与えてくれる。

 Oracle Class Deckで登場する新しいキャラクター2体用に、占術に奇妙なやり方を使うことにした。“Class Decks Update”ブログで言及したRamexesは腸卜僧(訳注:古代ローマの祭司。生け贄の獣の内臓で占う)だ。つまり、彼は内蔵を取り出し、そこから将来起きることを見通す。Pathfinder Adventure Card Gameにファンタジーのステレオタイプをもたらしたかったから、Ramexesは地獄生まれでなければならないと分かった。

あいつは悪いやつじゃない。ただ取り出すのが――……ええと、実はな、あいつはかなり悪いやつだ。 

Ramexesは最初のキャラクター・パワーの真っ直ぐな“殺して、かっさばいて、来たる未来を見る”システムを持つ。私がいつも気に入っている能力は3つ目のキャラクター・パワーだ。こいつは仲間をかっさばいて予知とボーナス探検を得る。彼をプレイするときはいつも笑っている。彼はSeason of the Runelordsで私のプレイテスト担当キャラクターだったのだ。だから彼をいっぱいプレイしたよ。オフィスの他の仲間は私のさ行スペースからしばしば笑い声が鳴り響くのを耳にしただろう。少なくとも、このことについて彼らは質問するのをやめた。

 千里眼三人衆の最後のキャラクターはGrazzle。リザードフォークの生命のオラクルで、卜骨の実践者だ。彼はRamexesよりもちょっとだけ気難しくて肉食だ。内臓だけを使うんじゃなく、死体全部を使うのを好む。


イモリの目に蛙の足指。コウモリの毛に犬の舌……まて、コウモリの毛?

見れば分かるように、Grazzleは透視に力を傾けているわけではない。自分を少し傷つけて仲間を癒す方が得意だ。彼は自動的に呪文を再チャージする。だからソーサラーみたいに戦うことができる。そしてBone DivinerのおかげでS&SのAlahazraに似たやり方で仲間がいる場所を少々占うこともできる。Bone DivinerはOracle Class Deckに追加した新しい信仰アイテムをたくさん機能させる能力もある――おっと、信仰アイテムを見たいなら別の機会に!

 私はこのデックを自分がテストプレイヤーだと見せびらかした。このデックをシャッフルしてみると、衝撃と神秘に満ち満ちている。「どこに占いが?」哀れな声で問いかけられたよ。

 その通りだ、君。Oracle Class Deckには占術呪文が含まれていない。入れてはならないし、入れる必要もない。私達が負債だ新しいアイテムと能力の間で、オラクル達は自分の仕事のようなデックを観察している。彼らは他のもののために呪文スロットを埋めておきたいのだろう。みんな立てに入れて試してくれれば、思った通りのものを目の当たりにしてくれればと思う。

 じゃあまた次回、パスファインダー達。

Tanis O'Connor
Adventure Card Game Designer
Magic and Mystery—Oracle Class Deck Preview
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lil8?Magic-and-MysteryOracle-Class-Deck-Preview

2016年3月16日水曜日

探索者全員召集!

2016/03/14、月曜日


 Pathfinder Society Roleplaying Guildは何年もの間素晴らしいシナリオをたくさん生み出してきた。でもEyes of the Tenを達成できたものはごく僅かだ。このシナリオは4つの狂想劇で構成される高レベル向けシナリオで、Societyとその敵に関する大きな新事実が含まれている。キャンペーンの熟練者に求めるのだ。Eyes of the Tenの生存者とコンベンションで会うと、彼らは「派閥の使命を私たちはこうやってこなした」とか「こうやってこのNPCを救い出した」とか「いやー、あのモンスターは二回も、私達を窮地に追いやったんだ」とかいうように、興奮して物語をとっかえひっかえしてくれる。この興奮の多くは素晴らしい物語と面白い目的からくるものだ。でもPathfinder Societyで高レベルキャラクターをプレイすることが非常に珍しいことから、ウキウキした気持ちを共有できるというのも大きい。実際、Eyes of the Tenの最終話が公開されてからほとんど5年ほどが経過した。当時、キャンペーンには相互作用があるものや認可済みの高レベルシナリオで高レベルを遊ぶ機械がわずかしか存在しなかった。でも現在、オーガナイズド・プレイはより高レベル向けのシナリオを、今までに出版してきた。

 Season 7では、私達はそれを変えていこうと想う。3部構成のSeeker小キャンペーン、All for Immortalityのために星を全て揃えた著者チームを召集した。このシナリオは4月から公開される。Eyes of the Ten同様、この新しいシナリオでPC達はワクワクする新しい場所に送られる。その多くは私が行きたいが低レベル用シナリオには決してそぐわないであろうところだ。さらに、今まであったこともない強力な悪役を倒し、Societyの最も古い敵の何人かに力強い一撃を見舞うことになるだろう。事件はThuvia、Pathfinder Society Scenario #7-20: All for Immortality, Part 1: First Taste of Eternityで始まる。著者はオーガナイズド・プレイの古参ライター、Thurston Hillmanだ。今や秘密は明らかにされた。すぐに製品ページを見ることができるだろう。

 いくつかの数字について話をしよう。まず、これは3部作だ。シナリオ全体を経験するために長い時間を待たせるつもりはない。#7-26(Part 2)は6月に、#7-29(Part 3)は7月に登場予定。5月の空隙は、PaizoConにあわせたものだ。次に、Eyes of the Tenに参加できるほど頑丈であるように、と警告しておく。PCには33XPが必要だ。このキャラクター・レベル1種類向けにのみ書かれた物語なので、制約が必要なのだ。でも標準シナリオとして扱うなら、プレイヤーやオーガナイザーがあまりにも簡単だと思うかもしれないだろう? 結局、Seeker小キャンペーンを多くのプレイヤーが同じキャラクターで遊ぶことを想像してみた。それを考慮に入れて、All for Immortalityは全て、Tier 12~15(Subtierは12~13と14~15)と報告することにした。

 最後に、覚えておくべき日がもう1つある。4/6だ!この水曜日に、Tonyaと私はRyanとPerramと共に、Know Direction Podcastでこのことを話題に出す――他のシナリオのタイトルや作者、目的地もお話しする――。そして、次のコンベンション情報をお伝えすると共に、君の質問に答えていく。是非参加してくれ!

 あと、Pathfinder Society Roleplaying Guildで認可されるはずと長いこと期待されてきたものをいくつかお知らせするから、来週も見に来て欲しい。

John Compton
Pathfinder Society Lead Developer
Calling All Seekers!
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lil4?Calling-All-Seekers